作家 塩見鮮一郎 が撮影する日々の写真
クリスマス・キャロルの能天気ぶりには辟易しますが、産業革命下のロンドンの貧民層をよく描いています。「おばあちゃん、メリー・クリスマス」とみんなが声をかけたでしょう。 ☆日本はついこの前までは、「妻なき男」「夫なき女」は救済の対象でした。いまはどう。孤老の老女はさむい街角に一日をすごし、蜜柑を凍える指先でむくのです。こういうのを、ほんとの残酷というのです。「日本に生まれてよかったなあ」 ☆?