太郎転倒 12・422

☆畜生、メタボ・メタル奴。やりあがったな。「ひひひ、おれは人間がきらいだ。自然破壊に、動物無差別殺害。指名手配犯太郎。おまえに責任を取ってもらう。えい、先制攻撃、敵基地反撃。令和戦争始まる」

敵もなかなか 12・22

☆一尺スライムは、すばやい動きで飛び回り、メタルな礫(つぶて)の雨をタローの頭上に降らせた。なかなか手ごわい。もうすこし作戦を考えて対処すべきだった。(後悔さきに立たず)

大きなスライム 12・21

☆タローは不意打ちをくらった。相手はメタリックな物質をふりまわしている。「いてっ」。あわてて振りむき、「卑怯だぞ、おまえはだれだ」と、にらみつけた。「名を聞いておどろくな。おれさまは一尺スラムだ」

油断大敵 12・21

☆やっつけたぞ、ヤッター、はははは、タローの実力を見てくれましたか、お客さま。(慢心した少年の背後に、静かに忍びよるものがいた。こんどのやつは大きい、足でふみつぶすには)

完勝 12・20

☆一寸スライムは逃走した。あるいは消えた。タローは勝利した。

反攻 12・20

☆くせえ水だ。屁みたいな臭いだ。スライム族は頭に尻があるのか。えい、こうしてくれる。

奇襲 12・19

☆おしゃべりは、しまいだ。えーい。「あれまあ、油断してた。ジジ画伯、なにこれ、マスク書きかけ」

スラーナマ同盟 12・19

☆おい、一寸スライム、なんでナマズとつきあう。「口、見て」なるほど、似てるな。「で、[分厚くちびる軍事同盟]を結んだ。最強軍団だ」なるほど、ナマズ軍はどこにいる。「四国三郎、これは川の名だ。あのでかい吉野川のことだ。太郎、おまえをつかまえて連れて行く」

回覧板 12・18

☆なんでボクの名前を知ってるんだ。「こんなチラシが、まわってきた。[なまず国宝]を殺したテロリストと書いてある」賞金がたった1弗とは、ゴミあつかい。138円ではこちらの面目が立たねえ。

スライムが現れた 12・18

☆どこからともなく、キーキーという声がした。「おい、止まれ。見つけたぞ。太郎だろ」だれだ、どこにいる。「ここだ」足元の草むらに一寸スライムがいた。